ベンチャー企業を考えている人へ
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「ベンチャー立ち上げ時に重要なことは?」
「資金がなくてもベンチャー企業を作れる?」
「お金をかけずに会社を軌道に乗せる方法を知りたい」
ベンチャー企業と言えば、響きが良いのが特徴ですが、もしこれからベンチャー企業を立ち上げるならば様々な苦労をする事になります。
大抵の場合、立ち上げの段階がとても重要になります。
なぜなら、この段階でふるいにかけられて10人中8人ぐらいは下に落ちてしまうからです。
そうすると、いくらやる気があったとしても気力があったとしても、うまくいかない可能性が高いでしょう。
光本勇介氏は、起業家として成功を収めている人物です。これまでに、多くの会社を立ち上げてきました。
→光本勇介
目次
光本勇介氏に聞く!ベンチャー立ち上げに必要なこと
ベンチャー企業を立ち上げる場合に必要な事は、単純に知識だけでなく多くの経験を積み上げていくことです。
今まで会社を立ち上げた人ならば別ですが、初めてならばまずは安定するまで安定収入を得ておくことが必要です。
このように述べると矛盾していると感じるかもしれませんが、安定するためにはどこかで安定した収入を得ておかなければいけません。
例えば、サラリーマンとして勤務している人が、いきなり会社を辞めて明日から社長になると言えば聞こえが良いですが、なかなかうまくいくものではありません。
大抵の場合、社長になると言っても従業員がいないだけでなくお得意先がいないため苦労します。
つまり、新しく立ち上げた会社に安定収入がもたらされるかと言えば、それはずいぶん先の話になるでしょう。
そうすると、ベンチャーを立ち上げたときの最初の課題は、どれだけの期間耐え忍ぶかになります。
少なくとも、通常はあまり収入を得ることができません。
最初の3年間はほとんど無収入で働くことになると言っても良いかもしれません。
ある程度収入を得ることができるとしても、3年以上の時間がかかるケースもあります。
そうすると、最初の3年間だけでどうにかして食べていかなければいけません。
最初の3年間は収入なしの状態でも暮らしていけるだけのお金を蓄えておく
ここからわかることは、逆算して最初の3年間は収入なしの状態でも暮らしていけるだけのお金を蓄えておくことが必要です。
もちろんそれは事業資金とはまた別に用意しなければいけませんので、この点をどのように考えるかが大事になるところです。
事業資金として用意するべきお金は別として、3年間暮らしていけるだけのお金は10,000,000円位は必要になるかもしれません。
ただ、その人の暮らしぶりによってその金額が大きく異なると言っても良いかもしれません。
例えば、あまり贅沢はせず一人暮らしをしている場合は、毎月150,000円位あれば何とか生活をすることができます。
一方で家族4人の場合には毎月300,000円位のお金がかかりますので、この点を考慮した上で最初の3年間でかかるお金をまず考えてみることです。
いきなり規模を拡大しようとたくさんのお金を借り入れる人
その後、どのようにしていくかはその人のやり方によって異なりますが、間違いなく大きなかけなどはしない方が良いです。
これは生活によって異なりますが、いきなり規模を拡大しようとたくさんのお金を借り入れる人もいます。
もちろんそれでうまくいくケースもありますので、絶対いけないわけではありませんが、大抵の人はそこで失敗しています。
例えばコンサルタントの言いなりになり、最初から多くの広告などを出すだけでなく、それに加えてたくさんのテナントのリフォーム料金等をかけます。
そうするといつの間にか資金が減少し大変なことになってしまうでしょう。
ちなみにコンサルタントを雇う場合も、毎月費用がかかります。
もし本を取ることができればそれで良いのですが、なかなか本を取ることができないコンサルもいるわけです。
つまり、コンサルタントを雇ったのは良いけども、毎月お金ばかりがかかってしまい一向に会社からの収益が出ないパターンです。
腕の悪い人に依頼してしまうと、そのようなケースも訪れるため、必ず人にお願いをしなければいけないと言うことではありません。
安定した収入を得ながらお金をかけないようにすることが重要
実際に、会社を立ち上げて成功している人でもコンサルタントに何も依頼せずに行った人もいます。
後は、どれだけ経験をするかは重要になりますが、もしこれから誰かにお願いをする場合は、なるべくお金をかけないようにしましょう。
とにかく生き残るためには、会社からの収益も重要になりますがそれがでないことがほとんどになりますので、安定した収入を得ながらお金をかけないようにすることが重要です。
お金を借りる場合、銀行などから借り入れをする事は難しくなります。
基本的に銀行で借り入れをすることができるのは、キャッシング等の高金利のものに限られます。
ちなみに1,000,000円以内のお金を借りた場合、その金利は年間でおよそ20%前後です。
おおよそ15%位になることが多いですが、それでも1,000,000円のお金を借りて1年以内に115万円を返済しなければいけないとすれば、大きな負担であることは間違いありません。
それならば、金融公庫などに依頼してみるのが良いかもしれないです。
まとめ
金融公庫の場合は、特に担保等もなくお金の借り入れが可能です。
ただし事業計画書等を持っていき面接を受けることになるため、自分で書いた事業計画書に対する答えをよく考えておくことが必要になります。